闇金はどのようにして客を集めているのか?
かつては、以下の3つが多かったようです。
- ビラ
- 新聞広告
- DM(ダイレクトメール)
ビラは電柱などに貼られていました。「保証人不要!」「即日50万円まで融資!」などの文字が目立つようなビラでした。私もパチンコ店の近くで目にしたことがありました。最近はあまり見かけないような気がします。
新聞広告を出している闇金もあったようです。スポーツ紙や夕刊紙の三行広告です。中小の消費者金融や街金などの広告に混ざって出していたとか。
DMも多かったようです。突然、知らない業者からDMの封書が届く。ビラと同じように、「保証人不要!」「即日50万円まで融資!」などの文字が目立つようなチラシですが、ビラはモノクロで、こちらのチラシはカラー。
最近の営業は少し変わってきたようです。
- DM(ダイレクトメール)
- ホームページ(ウェブサイト)
- ネットの掲示板
DMは相変わらず、ありますね。
自己破産者へのDMが多いようです。おそらく、官報に載った破産者をもとにリストを作り、DMを送っているんどえ章。
また、メールによるDMもありますね。
あと、ホームページによる営業、集客も確立されてきたようです。ほとんどは、ソフト闇金です。
それから、ネットの掲示板による営業、集客も多くなってきました。こちらは、個人のヤミ金も混ざっています。ソフト闇金よりも低い利息で貸す人もいれば、「1週間で10割」といったとんでもない利息で貸している人もいます。
なぜ、知らない闇金業者からDM(ダイレクトメール)が送られてくるのか?
知らない闇金業者からDMが送られてきた、という方も多いのではないでしょうか。
これは、リストに載ってしまっているからです。
過去に、どこかのヤミ金で借りたとか、どこかの貸金業者から借りたとかで、そのデータをもとにリストが作成され、流れたと考えられます。
なぜ、知らない闇金業者から電話がかかってくるのか?
相変わらず、知らない闇金業者から電話がかかってくるということが多いようです。
これも、DMと同様に、リストに載ってしまっているからです。
グループ(または系列)の闇金業者でリストを回していることもあります。元締めが同じだと、よくあります。
闇金業者はどのようにしてリストを手に入れているのか?
- 名簿屋から購入
- グループの闇金から入手
- ネット上で個人情報を抜く
名簿業者には様々なリスト(名簿)があります。貸金業者から借りたことがある人のリスト(ある貸金業者から流れたリスト)、闇金から借りたことがある人のリスト(ある闇金業者から流れたリスト)などを購入するようです。
グループの闇金から入手することもあるようです。
同じ系列の闇金で借りた人をリストにしたものを、流してもらいます。
ネット上で個人情報を抜いてリスト化するケースも増えています。
掲示板などで、架空の融資話を書き込む。メールを送ってきた人に、個人情報を書いて融資を申し込んでもらう。その後、融資はしないで、リストにして闇金に流す。こういったケースが増えているので、掲示板などの融資話には注意してください。
リストに載ってしまった場合の対処法は?
リストに載ってしまうと、そこから削除というのは難しいと思います。
まして、リストが不特定多数の業者に渡ってしまうと、削除するのは事実上、無理です。
「手数料を振り込んでもらえれば、闇金のリストからあなたのデータを削除します」という話を持ちかけてくる業者もあります。
勿論、そんなことはできません。これは詐欺です。言われたとおりに入金しても、リストに載ったままです。
引っ越して住所を変え、電話番号も変えないかぎり、闇金からの営業電話がかかってくる可能性があります。