借り手のほとんどは闇金のことを恐れています。住所や勤め先を知られているので、何をされるかわからない。とくに、家族がいる場合は
しかし、闇金も恐れていることがあります。
- 警察
- 借りパク
- 口座凍結
- 出し子がパクられる
- 司法書士や弁護士の介入
闇金が一番恐れているのは、やはり警察でしょう。
闇金は違法なので、逮捕される可能性があります。ですから、当然、警察を恐れます。
ただ、闇金が摘発されたというニュースは少ないような気がします。闇金の数はかなり多いようですが、摘発のニュースはわずか。闇金側が巧妙なのか。それとも、摘発はされているがニュースにならないだけか。
最近の闇金は小口貸付のため、自宅や会社に直接、取り立てに行くことはほとんどありません。そのため、事件になりにくいのでしょう。
借りパクも恐れています。はじめから返す気がないわけですから。
たしか、漫画『闇金ウシジマくん』の中でも、「借り手(客)が怖い」というようなセリフがあったような記憶があります。相手が見えないし、騙そうとするヤツがいるから、といった理由だったような。
端から踏み倒そうとして借りてくるわけですから、闇金が怖れても当然。
口座凍結も恐れています。マメに引き出したり、金を貸したりして、口座の残高を少なくしているはずですが、それでも凍結されれば、いくらか損をするし、また、新しい口座を用意しなければならないので、恐れます。
このほかでは、出し子(口座に入っているお金の引き出し役)がパクられることでしょう。出し子を使っていれば、ですが。
ただ、口座じたいは他人名義なので、口座の情報をきっかけに闇金が摘発される可能性は低いといえます。そのため、それほど怖れているわけではないでしょう。
司法書士や弁護士の介入も恐れていることでしょう。
和解すれば債権がなくなります。和解しなければ、警察に情報が流れる可能性があります。闇金の案件を得意とする司法書士や弁護士は、警察とのパイプを持っていることが多いので、和解に応じなければ警察に協力を要請するといった話を聞いたことがあります。
なので、仕方なく、和解に応じることが多いようです。
闇金側にしてみれば、恐れていることでしょう。
ただ、まったく怖れない闇金も存在します。司法書士や弁護士が介入しても、催促の電話や嫌がらせを闇金はけっこういるものです。